仮庵

書きとめる仮住まい

子どもに手帳を持ってもらう→親が楽になる。

夏休みという一大イベントが終わった。

昨年は初めてということもあるし、日々の宿題をこなすのでさえ大変だったので、戦々恐々として待ち受けた夏休みの宿題であったが、うまくスケジュールを出せたことと、子どもがスケジュールに納得し、きっちりその通りに(それ以上でもそれ以下でもなく)こなしてくれたので、想定していたよりもずっとスムーズだった。

今年は去年の経験をそのまま流用しつつ午前は必ず宿題、午後は自習という形で取り組んでもらうことにした。 宿題が全部終わった場合は、宿題のドリルで見つかったニガテな部分を復習することとした。 それ以外はなんでもアリとする。

朝、「手が空いたら今日の予定を立てておいてください」とだけ言い、自由帳にその日にやりたいこと(全部こなさなくて構わないと伝える)を書いてもらう。もし、翌日に持ち越したいものが出た場合は持ち越してもいいと伝えた。

大人が「そんなものは当たり前だ」と思っていることこそハッキリ伝えないと、のちに齟齬がでるので重要だ。 どうして大人は言わなくてもわかるだろうとか、いつか覚えるだろうとか思うのだろう。

予定を立てるという練習は、一年生のときも一瞬試したが続かなかったので一度寝かせたが、今年は継続することができた。

夏休みが明け、何日か後の予定というものが子どもにも存在することを思い出した。

「何日になんの持ち物が必要で、この日は荷物が多いから別の日にこれを持って行って」だとか、 「何日にテストがあって、それも国語と算数同時だからせめてこの数日は教科書を復習しといたほうがよいのでは」 などである。何も無しでは全部覚えてなぞいられない。

その日の管理は自由帳で十分である。しかし、未来の管理はやはりマンスリーカレンダーがわかりやすいよな。と思い、高い買い物だが思い切って『ほぼ日手帳 avec』を購入した。

理由は、

  • 自由帳でのその日の管理が継続できた。
  • 半年分なので、継続できるか検討しやすい。継続できるなら一年分を買う。
  • 水平に開くので、子どもが怒らない。(たわんだり閉じたりするのがキライなので)
  • 子どもの書く字が特大なので、日記を書くにしても1日1ページだとスペースに困らなさそう。
  • カバーを選べると知って子どものテンションが上がったから。
  • オトナっぽい持ち物を持てることは、子どもにとってそれだけでハッピー。モチベーションもあがる。
  • 学校以外の「書く」時間を持つことは、将来自分自身を助けられる可能性がある。

であった。

まずは、予定を管理するものというよりも自分の好きなことを書いてもいいものだということを強調した。ここを言えることも自由帳的にもメモスペースとしても扱える1日1ページの強みだろう。

その上で、自習の管理もできてよくね? と伝えた。あくまでついで。親からするとそこが本命なのだが、そんなものは子どもにしたらひとつも面白くないし、やらされてる感はつまらないだろうから、あくまで。むしろ、なにかしら書いてくれていれば何年か後にみて面白がれていいよね! くらいがちょうどいいと思う。

子どもからは「日付がもう書いてある!」「満月とか書いてある!」と、もう汚れちまった大人が忘れてしまった新鮮な反応が聞けて、なるほどそこに感動するんだな、と思った。

一番驚いたのは、工作するのに紙が必要だったからと切り取るという自由っぷりであった。

わたしからすると、そんなことは思いもよらないので、ホント先入観やジョーシキのなさは羨ましいかぎりである。

マンスリーには自習の予定を書いてくれた。 毎週日曜日に「今週の自習はなにをするよ」と話し合う時間を数分とる。

はじめてやる時に、項目のアイデア出し(ダメ出しなし)をしたので、その中から選んで埋めていく。

うちの子は「できれば楽はしたいが、まあやっておいたほうがよいことって常識的にはあるよね」という人なので、楽なことと、面倒だけど小学生としてまあやっておいたほうが損ではないことを半々くらいで埋めてくれる。

何曜日の予定は固定にする、とかいうのも自分で決めていた。それでいいかと聞かれればもちろんOKを出す。 自分で決めたこと、そしてそれをやることが大事なので。

時間の少ない日は教科書を音読しとけばオッケー。というルールも登場し(うちの子が一番キライなことなのに埋めあわせようにするのが不思議)、何かしらの事情で自習の時間が少ない場合は、音読に置き換えたりもする。

この、日曜日にやることを子ども本人に決めてもらうということの想定外だった効力は

  • 週の全体が見渡せるので、その日その日で場当たり的に決めていた時よりバランスがよくなる
  • 自分で決めたことなのでやらないということがない
  • 親がうるさく言わなくてもいい

である。

それまでは「今日何するの?」「めんどうだからやらない」とか「今日何するの?」「足し算でもやろうかな」「最近ずっと足し算しかしてないけど漢字はやらんくていいのか」「いいの!」 だったが、それがなくなって本当に楽になった。

そう、楽になったである!

母親のストレスの1/3くらいは「なんやかんや言わないといけない」である気がする。そして、言ったところで効果はほぼない。

かといって言わないなら言わないで「言ってくれないから忘れるんだ・気がつかないんだ!」と逆ギレされる。「じゃあ忘れないように・気がつくようにどっか見えるところに書いておけや!」と言い返すとなるほど……ぐぬぬってなる。 ならば書きやすい・確認する場を提供すればよい。

自分で時間割と見比べて予定を立てたり、確認してもらうと「アレやったのか、アレはどうなったんだ」をいう回数が減るので、めっちゃオススメである。

「今日の予定確認した?」と聞くと「とっくに! ちゃんとみたもんね」と返ってくる。

「レッツダラダラ!」のためにもやりとげてくれる。

口うるさく言うのに疲れたら試してみてはいかがでしょうか。