仮庵

書きとめる仮住まい

「スタイルシート スタンダード・デザインガイド」の思い出。

ふと、この本のことを思い出したので書く。

ある日、バイトを紹介された。なにも考えることなく行くことにした。ぼんやりとした無鉄砲者だった。
行って驚いたのは自分のできなさっぷりだった。

上司はなにも言わなかったけれど「いかん。わたしはなにもしらない!」と気がついて、転がり込むように先生のもとへ押しかけ「なにか1冊紹介してくだせえ!」と頼み込み、技術書を一冊借りた。

たしか、連休をまるっと使って1冊通した。いちからWEBサイトを構築していくステップアップ方式なので、ページをめくっていくほどに面白くなった。

連休が終わってバイトが再開してからも、帰宅するといちから練習することを繰り返した。とにかく楽しかったのだと思う。

その後、自分で買って常に携帯し、わからないことがあったらこの本にあたり、いつも忘れてしまう部分にはすぐに読めるよう付箋を貼った。

バイトが終わる頃にはカバーも外されボロボロになったし、引くこともなくなった。しかし、どこへ働きに行くにも一緒だった。
今も読む必要はないのだけれど大事にとってある。

XHTMLだ! ウェブ標準だ! などと言われはじめた頃の本なので、レッスンで作るものの見た目は今では古くさくはある。(当時はテーブルを使わないで書けるようになるすばらしい本だった)

しかし、自分の中にゆらぎのない基礎を作ることができたし、構造化・CSS設計の基礎、なぜそう書くことが大切かという考え方、なによりCSSの面白さを学べた、わたしにとっての大切な古典だ。


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