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仮庵

書きとめる仮住まい

「目標」の研究

読書

「目標」の研究 を読んだ。

「目標」の研究

「目標」の研究

「目標」の研究 | Official Website

目次

  • はじまりの物語
  • Chap.1 三つのお話
    • はじめに 何かが足りない目標話
    • その一:一年の計画はいつ立てる
    • その二:目標を立てるか、捨てるか
    • その三:月旅行への目標
    • 目標の研究に向けて
    • ≪断片的挿話≫無能なジェネラル
  • Chap.2 目標とは何か
    • そもそもの話
    • 言葉に潜む差異
    • 目標の階層性
    • 目標の効能
    • ≪断片的挿入≫異世界からの忠告
  • Chap.3 目標の弊害
    • 四つの失敗と弊害
    • 忘れ去られる目標
    • 曖昧な目標
    • サイズ違いの目標
    • ずれた目標
    • 目標の弊害のまとめ
    • ≪断片的挿入≫書籍心理現象学
  • Chap.4 機能する目標に向けて
    • 機能する目標に向けて
    • 目標を立てるステップ
    • re:三つの話
    • ≪断片的挿話≫成功法の誤謬
  • Chap.5 人生にとっての夢や目標
    • 夢について
    • ドリームキラーについて
    • さいごに 人生に夢や目標は必要か
  • おわりの物語
  • 奥付


多くの人は「目標」とふれたことがあるとおもうのだけど、目標はよく聞くし、さっぱりしたことばのわりに正体もとりあつかいもむずかしい。むずかしさの正体もなんだかもやもやしている。

本書はていねいに「目標」を研究していくから、目標を立てたけど失敗したとか、そこでつまずいてたててないという人、わたしのように「目標目標言われるけど、目標ってなんだ……言われているような目標は、ほんとうに目標なのか? なんのためだ?」からしてわからなくなる人をも、しっとりみちびいてくれる。

神出鬼没、正体不明の「目標」を解き明かしていくミステリーのように読んだ。

◼︎

「目標」って、もっと野心的なものだと思っていたし、好きじゃなかった。

自分のレベルにあわない高い目標みたいなものを言わなきゃいけない空気を体験してからニガテでしかなかった。じぶんの意志からはなれたところにあるものなんて、と。

「目標」とばくぜんと言われても、どうにもピンとこなかったが「目標の階層性」で、
見えた。

擬似的に 「目的地 」のように振る舞う 。

とくに「擬似的」が個人的にとてもわかりやすく「あーー」と声が出た。

目標ってなんだ、というところから、目標の弊害、機能する目標にするにはどうしたらよいのか、最後には夢にもふれる。

わたしは「さいごに」を読んでいるうち「目標」を避けてきたと思ってきたが、実は今じぶんが一番たいせつにしていることも「目標」であったことに気がついた。

ボコっと出てきて「オレ、目標っすよね?」と向こうから言ってきた。お互いに顔を見合わせておどろき、こんな近くにいたとは、とあぜんとした。

2016年のさいごに、この本と「目標」と知り合いになれてよかったと思っている。とてもすっきりできた。

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