仮庵

書きとめる仮住まい

あたりまえが、呼んでいる

久しぶりにオットといっしょにドラマを見て、面白かったね。と言っていたら「昨日見たものもそうだけど、どれもあたりまえの事を言っているんだよね。でも、あたりまえって難しいんだよね」と言っていて、ぎょっとした。

わたしも最近よく思っているけれど、口に出したことはなかったので驚いた。考え方も性格もまったく違う人間同士だが、長く一緒にいると似ていくものなのだろうか。たまたまなのだろうけど、人間はたまたまに弱い。

最近、作者もジャンルも違う本を読んでいるが「あたりまえを、そんなに軽んじていいの?」という問いかけをされる。

こんなこと、あたりまえだろ。やさしいだろ。と、うちやったものが、ごろりところがって腹をみせる。もうちょっと見ていけば? と、よばれた声にふり返り、手にとると、まったく新しいものにみえることがある。

わかりにくくかくれているわけでもない。かくしているわけでもない。みようと思わなかっただけのものたちだ。

あたりまえを再確認するのが、最近楽しい。
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