仮庵

書きとめる仮住まい

お弁当一年間

昨年から、子どもがお弁当をもって登園するようになりました。

1年前のわたしは、お弁当を作ったことがありませんでしたし、そのうえ早起きは大の苦手。
なんとかなるだろうとは思いつつ、早起きの点に関してはなんとも憂うつ。

そこで設けた目標は「15分くらいで簡単につくる!」
これならたとえ寝坊してもなんとかなるだろう。という安全パイです。
試行錯誤の1年でしたが、寝坊も(ぎりぎり)せずなんとか欠かさず作ることができました。

基本を延々と演習する日々

お弁当の本は2冊買いましたが、冷まし方など基本だけおさえただけで、本と同じものを作ることはありませんでした。
下処理するものが多く、半ば寝ているようなありさまで、かつ短い時間では作れる気がしなかったのです。

内容を考えるのに一番役に立ったのが、子どもの意見でした。
何を入れて欲しい? という質問に対して「ウインナーと卵焼きときゅうりとトマト」。

一度もお弁当を持たせたことは無いはずなのに明確なビジョンを持っていることは不思議でしたが「卵焼きとウインナーを焼くだけなら15分で余裕だろう」と夏ごろまでは本当に毎日それの繰り返し。いわば基本の演習です。

応用期

しばらくすると同じものを作ることに飽きがきて、オムライスを入れてみたりもしましたが、次のヒントをまたもや子どもがくれました。

「みどりのものとー、あかいものとーしろいものとーきいろいものとー」
先生に聞いてきたらしいお弁当の色を教えてくれました。

色で判断すればいいのか!
それを聞いて芋づる式に思い出したのが「窓際のトットちゃん」に出てきた「海のものと山のもの」をお弁当に入れるということ。

この合わせ技を使えば幅が広がる!

基本の内容から、トマトをにんじんに変えたり、きゅうりをピーマンやほうれん草に変えたり、大豆とひじきの煮物を常備菜として作り置いておく。子どもからの希望で海苔弁にしてみたり応用ができるようになりました。

色に関しては年中売っているものや、旬ものを使えばお財布にも優しいですね。

15分制限への道

「あとは火を通すだけ」にしておく

野菜は夕飯を作るときに一緒に切っておきます。
朝、まな板と包丁を出さないというだけで、だいぶ楽になりました。
このとき、翌日の調理法にあわせた容器に入れておくと便利です。

たまに「からあげが食べたい!」「お肉のたまごやき(豚肉のピカタ)」が食べたい! と言われた時もあります。
その時は夕飯を作るときにとりわけておいてお弁当用の味付けにして冷蔵庫に入れておきます。

卵焼きからゆで卵へ

卵焼きは簡単なのですが、意外と時間がかかります。
溶くために容器を使うので洗い物も増えますし。

そこで試験的にゆで卵に変更したのですが、異議申し立てはなかったので本格的にゆで卵に切り替えました。

  • 冷蔵庫から出した卵を鍋へ。ここで卵の底にポチッと穴を開けておくとなおよし。(包丁でもできますが、ダイソーに専用の道具が売っています。)
  • お玉2杯ぶんの水をいれる
  • フタをして中火くらいで6分蒸しゆで
  • 火を止めて4分放置。これで固めの半熟になります。
  • 流水で冷やしながら、保冷剤を投入。5分程度待って剥く

これでゆで卵の完成です。 ゆで卵を蒸しゆでにしている間に他の作業ができるので、品数が増やせます。

電子レンジを併用する

にんじんは最初こそグラッセにしていましたが、今はチンして塩をぱらぱら振っただけです。気づかれていません。

我が子いわく「にんじんはデザート」だそうです。甘いんでしょうね(私はにんじんは食べれるけれど積極的には食べたくないので、デザート発言は尊敬の念をおぼえました)。

じゃがいももチンして火を通してから、軽く焼いて塩を振ると、フライドポテトもどきになります。これはわたしの大好物。

さいごに

基本を繰り返し、そのあとに応用ができるようになる。
お勉強がさっぱりだった人間にとって、はじめて「基本と応用」を理解し、さらに「継続は力なり」なんだなと思った出来事でした。

子どもも、体調の悪いとき以外は残さず食べてきてくれてホッとしました。
本人の希望を聞いて作ったのがよかったのだと思っています。

(キャラ弁にしてくれと言われなくてよかったよ……本当によかったよ……。)

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