仮庵

書きとめる仮住まい

なお、私こと思い起こせば恥ずかしきことの数々、

わたしは、フーテンの寅さんに似たところがある気がした。(ほぼ観たことはないのだが) まあ、ケンカをして飛び出すことはないが、ひとところにとどまるのは苦手だ。だからといって家庭を放って飛び出すわけにもいかないので、ものがたりを読んで旅に出て満足…

日常的工作

我が子は朝からなにかと工作をする。たとえ出勤の準備を怠ってでも。 「朝から工作」は、日常的な光景なので気にもしていなかったが、たまたまそんな話になると「朝から工作するとかすごい。ほんとうにものつくりが好きなのね」と言われる。 すごいかどうか…

コインランドリー

体験したことのない連日の湿気にうんざりしている。 洗濯物は3日待っても乾かないし、子どものーーもう、どう洗っても真っ白には戻らないーー泥色のクツを洗わなければいけなかったので、ついでにシーツも引っぺがし、コインランドリーに出かけることにした…

おもいこみ

これは、こういうもの。というおもいこみ。 我が子が己のことを「こういうひとだから」と言うので、「いまそう思ってもじわじわ変わるし、そういうふうに思わなくていいんでないかい?」と言っていて、わたしも自分のおもいこみに気がつく。 おもいこみ。ひ…

舞台裏

あまり舞台裏をあかしたくない人もいるだろうけれど、わたしはものづくりの舞台裏がすきだ。 考えている様子で手を動かしていく。その人の頭の中がどんどん表現されていく。 拍手したくなる時もあるし、飛び跳ねたい気持ちになることもあるし、全力でダッシ…

かいてみる

ものやことばをとらえるためには、形状をシンプルにしたものを自分の手であらわしてみなければいけないのではないかと思った。 それは絵を描くのなら、円と線をひたすら描いてみたり、本を読みながら自分の言葉でそれにまつわる文を書いてみるとか。 最初か…

妄想・ネット本屋さん

なんだかアヤしいタイトルだが健全? なとりとめのない妄想をタレ流そうと思う。 最近、本屋さんのサイトを作るなら? という妄想をしている。予定は別にないのだが、「こういうものを作るとしたらどうする?」は頭の中でひんぱんにやっているので、趣味なの…

夕暮れ

昔から夕暮れに出歩くことが好きなのだけれど、子どものいるいまはなかなか機会がない。 いままでいちばん多く繰り返した夕暮れのイメージは、足元ばかり見ながら歩いていると、どこかの家から流れてくる煮物のにおいや、お風呂を沸かすガスのにおいがしてく…

パーツが増える。

何を思って読んでいるかはさておいて、オライリーの「JavaScript」を読んでいる。大昔に買って、忙しさをいいわけに最初の数ページを読んだだけであきらめてしまっただいぶ古い第3版だ。(いまは6版くらいだっただろうか) 不思議なことに、昔は同じところを何…

ブログに関してなんやかんやと

50記事に達したらブログに関してまじめに考えてみようと思っていて、そこで何か書きたいことが浮かんだら書いてみる心づもりもあった。実はとっくに達しているのだけれど、ほかのことを書きたくなったのでそちらを書いた。 ここで放っておくといよいよ「じゃ…

ことば不器用 「話すこと」

「おめでとう」や「ありがとう」のつかい方がむずかしい。こころをこめたいが、それだけでいいのだろうか? とつい考えてしまう。 カンタンな5文字だが、安易に使うと半紙の切れ端のようなペラペラな5文字が中空に飛んでいく。これがあんまりな姿をしていて…

ひとのしあわせを願う

なぜ、これをできないことがあるのか。と、ときおり考える。さきほど再び考えていたので書いてみている。答えはまだ持ち合わせていない。 まずはこの場合でいう「しあわせ」とはなにかから書かなければならない。ここでは世俗的な、あかるさを感じる前向きな…

アウトライナー実践入門 ~「書く・考える・生活する」創造的アウトライン・プロセッシングの技術~

アウトライナーというものについて、そしてアウトライナーを用いて書く技法を筆者の経験から丁寧に書かれた本だった。 そもそもアウトライナーってなんなんだ?ということも冒頭に書かれているので、わたしのような「そもそも詰まり」をおこす人にも安心。 …

WorkFlowy 小篇

WorkFlowyをウェブサービスとして見たときに思った小さい話を一つ。 理想は無言語化 「理想は無言語化」の実現。これがわたしのWorkFlowyの印象です。 ウェブサイト、類するウェブ上の業務管理システム(予約サイトや、CMSなどの表側裏側)を構築するときの話…

ふたご座の子

誕生日当日は子ども本人の意向がかたく、特に何もしなかった。 産んだ本人としては、当日に多少の思い入れもあるのだけど(とても面白かったので)、休日に親族揃ってお誕生会をやるのが恒例となっているから、そっちがメインイベント日なのだ。 たまたま体調…

パスカルの三角形

わたしには、学生時代にやり損ねたことがたくさんあるのだが、そのなかの一つが数学だ。 とにかくわからなかった。「それはどこから出てきた話なのですか。そもそもそれはなんなのですか。そのことばの意味はなんですか。だれがどうやってみつけたんですか」…

書きとめようのないもの。けれど。

運転中、時計を見ると正午前であった。なにかを忘れている気がして、ぐっと力を入れて思い出す努力をしてみる。 土曜日の午前授業の日に、正午から聴きたいラジオがあっていつも走って帰っていたときのぬるい空気。 曇りの日の正午前は、なんともいえない重…

編み物と情報カード

わたしは靴下ばかり編む人……ソックニッタークラスタです。クラスタと言ってみたかっただけです。 最近、靴下の編み図の管理をノートからカードに変更してみました。 テキスト形式の編み図について 靴下の編み方を覚えた場所が海外のサイトだったので、日本で…

小さな目標

以前、「葛藤 - 仮庵」というものを書いた。 しばらく観察を続けていたが、悩んでいたことを乗り越えたようで毎日元気に出かけていくようになっている。 葛藤に気がついたとき、母ちゃんと父ちゃんになんでも相談していいんだよということをはっきりさせた。…

めくる

たぶん、わたしの趣味は抜き書きだ。なにせ毎日ノートになにかしらを抜き書いている。いくつかある収集癖のひとつなのだろう。さいわい貴金属に興味はない(セボンスターや初代セーラームーングッズは好きだ。特に原作の方)。あちらのほうが実際には輝いてい…

しみじみおいしい

我が子は食事がとても好きな人間だ。たぶん生まれつき食べることが好きなんだな、と感じる笑ってしまうエピソードがたくさんある。最近、おかずが3品なければがっかりされる。うっかり味付けをこくしてしまった日には「やさいのあじがしない」と寸評をのべる…

認めてほしい

こどもの行動範囲が広がるにつれ、交友関係も広がる。たいていわたしは、こどもたちから3mほど離れて、行動をながめている。こどもの頃の趣味はそういえば観察であった。なんだか満たされてない感のある衝動的な子たちに会うこともある。その器を具体的にな…

葛藤

新学期になってから、我が子が気持ちも体調もまあ不安定だ。様子見で「とりあえずいってらっしゃい」と送り出す。本人もつい数分前までの楽しくなさそうな雰囲気はどこへやら。いつも通りわたしの顔も見ずに出かけていく。「うーん……何かが違うのだけどわか…

対抗意識

とある日。地図を写し書きしたいが、コピー用紙を重ねてもすけないから写せないという我が子に、窓に原紙を貼ってその上に紙を重ねるとすけるから写しやすいよとアドバイスした。写し終わったあと、がくぜんとした様子でやってくるや、「かあちゃん、いやな…

中断したノートをいとおしくつかう

ノートという物体そのものが大好きで、記念日等のプレゼントが発生するイベントがあれば、「ノートか図書カードがよいです」と、まいど事前に言っておく程度にはノートが好きです。しかしノートはあれど、いざあいたいするとなにを書こうか迷って積みノート…

あたりまえが、呼んでいる

久しぶりにオットといっしょにドラマを見て、面白かったね。と言っていたら「昨日見たものもそうだけど、どれもあたりまえの事を言っているんだよね。でも、あたりまえって難しいんだよね」と言っていて、ぎょっとした。わたしも最近よく思っているけれど、…

食べ物への執着

こどもを産んでからしばらく体重が減らず、なぜだ!と思ってきた。出したのだから自然とやせるものだと思っていたが、そういうものでもなかった。しかし、やせる努力をするとみごとに体調をくずすので長らく放ってきたが、無事やせつづけている。理由はシン…

よい前屈

前屈をしてみる。人によって太ももの裏が痛いかもしれないし、背中が痛いかもしれないし、全然痛くないかもしれない。わたしは、膝の裏が痛い。伸ばしながら、ああここが痛いななどと、あちらこちらを意識すると、じぶんのからだがちゃんと存在していると思…

わからない。をみとめる人

毎朝、ローカル情報番組でちょっとしたクイズが出る。その時間はたいてい朝ごはん中なので、家族そろってそれを観ている。わたしだけはご飯に夢中なので五分五分だが。わかりやすい日と、大人でもすごく難しい日があるのだが、我が子だけは毎日「わかった!…

れんしゅう

今日もみごとにおおかみに泣かされて帰ってきた。もちろん、お話の中に出てくるおおかみである。お話を聞いて怖がって泣いたのだ。我が子は、おおかみのみならず、クマや定番のおばけもこわい。2月にご本人が登場する鬼さんなんてもってのほかである。「想像…

きらいと言われたはなし

「◯◯にきらいっていわれたんだよねー」 「マジで? なした?」 「わかんなーい」(おやつボリボリ) 「なんかあったの?」 「べつになにもなーい。きゅうに」(おやつボリボリ)おやつをボリボリの方が気になって仕方がなかったのだが、どういうメンタルをしてい…

へんなゆめと、情報過多

新学期が始まってから、子どもが「へんなゆめみる」と言うことが多くなりました。へんなゆめを見るときは、寝る前に母ちゃんがお腹からゆめを吸って戸外に吐き捨てるのが効果的だったのですが、今回は効果がない様子。 はて。日中なにかあっただろうか? と…

やりがい

ネットに住まうからかもしれないし、気のせいかもしれないけれど「やりがい」ということばを見聞きする機会が多くなったと感じています。それぞれの「やりがい」を述べられる機会が増えたのかもしれません。 わたしの前をこのことばがやたらと通り過ぎていく…

感情的に怒らないために

子どもに「あ、怒ってもダメだ」と気づいたのは、そう昔のことではありません。 どうしても意見が対立し、平行線も1時間続くと怒ってしまうことがありました。 この怒るは「感情的に」の方です。スジが通っていない方。 感情的に怒ったところ、なぜ怒ったの…

特別でありたい。という気持ち

わたしには、やれるとは思えない。 あのひとは、あんなことができてうらやましいなあ。 このようなことを思ったり言ったりする理由のひとつに「特別でありたい」と思う気持ちが実はあるのではないだろうか。 能力に恵まれていたい。でもいい。 それは「自信…

「既読スルー」の観察

本日は久しぶりの、ことばをぐりぐりこねくりまわしてみるコーナーです。 本日はこちら。ばばん! 「既読スルー」 まあ、意味は読んで字のごとくですよね。 メッセージを読んで、スルーすることの意。 このことばにどのような印象を受けるか、は別にして、 …

こどもと「ちょっとむずかしいこと」

ほんとうに難しいことは、絶対にしたがらないが、我が子は「ちょっとむずかしいこと」は好きだ。 おそらく、多くの子どももそうではないだろうか。 その性質にうすうす気づいたとき、ぜひとも自分でやっていただきたい生活の基本を「ちょ〜〜っと難しいけど…

母として機嫌よくいるために 自分の観察記録をする

一時期、自分の観察記録を残していました。 はじめたの理由は、 イライラしてしまうけれど、なぜ自分がイライラしているかがわからず、ちょっとしたことで怒ってしまうことへの罪悪感と自分への憤りからでした。 なんとかしないとなあ。と思い、手探りではじ…

らくがき

先日、居間の模様替えをおこない テレビ台を、昔使っていた白いものに差し替えた。 あくる日。 台所から戻ってくると、子どもがテレビ台に水性ペンでらくがきをしていた。 愛用の油性マッキーでなかったことが救いだ。 わざとらしく何度か横を通り過ぎてみた…

本の読み方がわからない

以前「わからないこと」という記事を書いたのですが 書くきっかけになった「わからない」は、 本の読み方です。 6年近く積ん読にしてきた いままで読んだことのないカテゴリの本を読みはじめたのですが、 これがまったくわからない。 おそらく、読みきること…

国語辞典

手元にある国語辞典は、 「新明解国語辞典」第五版。 新明解びいきの母から与えられたものであった。 辞書をひいたのは勉強のためではなくて、 もっぱら小説を書くためだった。 あふれでる妄想を書き殴り続けただけで、 完成することはなかったが。 少なくと…

わからないこと

「わからないこと」というのは、 みえないふりをしているだけで、 像を結んでよくよくみてみると いがいと多いもんだなあ、とさきほど思いました。 わからないことを 「わからないなあ」 で終わらせることは簡単だけれど、 わからないから、わかりにいこうか…

ほぼ日刊イトイ新聞の本 : 糸井重里 : 講談社文庫

この本は、糸井重里さんが「ほぼ日刊イトイ新聞」(以下、ほぼ日)をつくるきっかけから、よちよち歩きをはじめるまでのお話(早すぎる社史と書かれています)です。 成長後の姿は、多くの方がご存知だと思います。 仕事論の物語でもあるようだし、メディア論の…

時間指定

14時半。 「おやつまだー」と子どもがいう。 腕時計をつけて、みずから5分おきに時間を確認しているというのに、わざわざ母に訊く。 いや、訊いているかどうかも微妙ではある。 耐えるためにわざわざ口に出している気もする。 ただの衝動である気もする。 「…

物理inboxからの

昨日、とつぜん思いつき、居間で与えられている20cm強の書籍スペースの入れ替えを行った。 次々と買い込む上に、最近は電子書籍にまで手を出したものだから、購入後しばらく寝かせた本は読むきっかけを作らないと、ただただ埋もれていくばかりだ。 まずは見…

こどもとことば

我が子が「たとえば」「かりにね」などの副詞をつかうようになった。 適宜につかう。どうやって理解したのだろう。 まあ、わたしの口ぐせだから取得したのだとは思うが、それってなあに? とは聞かれなかった。 理解から使用するまでの経過を発見しそこねた…

押ささる

あるときふと モチベーションやコミットなどのカタカナビジネス用語(というのだろうか?)を目にすることが増えたなあと思いました。 なぜこんなにも増えたのでしょうか。 海外企業と接触する機会が増えたから 表現するための語が日本語にない 日本語に置き換…

机の乱れは、ソースの乱れ

先日、オットと話していて プログラミングのコツは最適化なのかな、 と勝手に腑に落ちた時のはなし。 最近、囲碁だとか小説執筆をするAIとかの話をよく耳にするので、 AIってなあに? アルゴリズムってやつと何が違うの? という質問をして教えてもらってい…

How ではなく Why である理由

数日前に続いて、再び「Why!?プログラミング」のはなし。 番組詳細はこちらへどうぞ。 はじめて番組のオープニングを見たとき、プログラミングを教えてくれる(How)番組に見えるけれど、番組のタイトルについているのは「Why」。 このWhyはどう解釈するんだ…

児童文庫コーナーにて

我が子の立ち読みは長い。 きっちり端から端まで読み終えてから厳選した1冊をかかげ「これほしい」という。 品定めの方法としては間違っていないだろう。 所要時間は最低1時間だ。 母は自分の本も探したいのだが、 絵本コーナーに放っていくわけにもいかず、…